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yuj のフェアトレードオーガニックコットン

yuj-organic
Yujのフェアトレードオーガニックコットンに、新しくカットソーシリーズが届きました。
やわらかな肌触りと、首もとをきれいに見せてくれるラインで、一度着たら、その着心地を忘れられなくなりそうです。
キャミソール 2.835yen
ボートネック ボーダー3.465yen
ボートネック 無地  3.045yen
スクエアネック ボーダー 3.675yen
スクエアネック 無地   3.465yen
Vネック          3.675yen 

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Yujの染色について [製品が出来上がるまでに使用する薬剤について]

ひとつの服が出来上がるまでには、たくさんの工程を経て形になっていきます。
綿(わた)から糸を作り、その糸から生地を作り、生地を裁断、縫製して服になります。
この過程には、どうしても様々な薬剤が必要になります。
通常の繊維製品の加工に使用される薬剤の中には、アレルギーの原因となる物質や、環境ホルモンなどのように、排水に含まれることによって河川を汚す、環境に負担をかける物質が含まれていることも少なくありません。

そこで、Yujは服作りをしていく上で一部の商品に、アレルギーの原因となる物質や発ガン性があるなど人体に悪影響を及ぼす可能性が高い物質が含まれない、そして、できるだけ地球にも優しい薬剤を選び使用しています。

その薬剤の選定基準は、世界オーガニック繊維基準”GOTS”の薬剤既定を基本にしています。
①毒性が確認され、環境や人体にダメージを与える可能性が高いもの(例:ホルムアルデヒド)
②毒性が確認されているものの、厳格な規制の基にないもの(例:界面活性剤、重金属)
③明らかな毒性やマイナスや要因が科学的には確認されていないが、何らかの懸念要素が考えられるもの

また、これらの禁止薬剤は、
・排水などに含まれることによって、海洋などの水質汚染を引き起こす、揮発したガスが大気中に放出されることで、大気を汚染する、などの環境にダメージを与えるもの。
・人体にアレルギーを引き起こす原因物質とされるもの、発がん性のあるものなど、人体にダメージを与えるもの
・排水などに含まれることによって、それを体内に取り入れた魚などの水生動物をメス化させる環境ホルモンや、藻の生育を妨げるものなど、動植物にダメージを与えるもの。
などといった様に、地球を取り巻く環境、生物にとってダメージを与えるものが禁止されています。
この既定で、使用可能な薬剤は、一切環境に負担をかけないとは、残念ながら言い切れません。
しかし、普段の生活で身近にあるシャンプーや洗濯に使われる洗剤、そして化粧品に含まれる成分も禁止の対象となっているものもあります。  それだけ人や環境に配慮されている、ということがいえます。

●草木染めなどの天然由来のものではなく、化学染料を使う理由
化学薬品が禁止の対象であるならば、全て天然由来の薬剤を使用すれば問題ないのでは?ということも考えられます。
そして、できるだけ自然のものを使用することが理想だと思います。
しかし、今現在は製品として品質を高めていく為には、天然由来の薬剤だけでは難しい面があります。
例えば、染色をしても、色落ちしやすい。光に当てることで変色する可能性が高い、などといった問題があります。
しかしながら、天然由来の薬剤のみでの加工技術の開発は進んでおり、安定した製品を作られるようになりつつあります。
それでもまだ、色の制限もあって、思い通りの色=ファッション性を表現することが難しいことなどの課題もあります。
また、化学薬品=悪いもの、とも言い切れないところもあります。生分解性があるなど、人や地球に負担がないものも存在します。

オーガニックコットン製品であっても、ファッション性は大事だと考えています。
染色をしない、ナチュラルの色での服作りは、確かに一番環境や人には優しい方法かもしれません。
しかし、どうしても服としての魅力にかけてしまい、ファッション性を追求するには、限界があります。
ファッション性というところで、色は欠かせない要素です。

出来る限りの配慮をして染色をすることで、ファッション性のある魅力的な服が作れるのであれば、それがオーガニックコットンの普及、需要に結びつき、オーガニックコットンの農場を増やすことができます。その結果として、農薬の使用量を減らし、CO2を削減することにもつながっていきます。それは、大きな意味での環境への配慮といえるのではないでしょうか。

環境や人にやさしくあること、ファッションであること。
このバランスを保ち、より良い技術や方法を追求し続けることが大切なのだと”Yuj”は考えています。

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